人生一度の結婚式。
おじいちゃん・おばあちゃんにも参列してほしい! という人も多いはず。
私もそう思って、いろいろ準備を重ねました。
そんな中で、意外に見かけた質問が、
「要介護のおばあちゃん(or おじいちゃん)、結婚式で何を着たらいい?」
というもの。
まさか黒留袖ってわけにいかないよね・・・でも、じゃあ何がいい・・・?
「要介護状態の祖父母の結婚式での服装」って、わりと気になるポイントなんですね。
そんなにね、気にしないで大丈夫よ、と言いたい。
まぁとりあえず、我が家のケースを晒してみましょう。
お気に入りの花柄ワンピ♪ (祖母の場合)
我が家の祖母の場合、オムツ&トイレに介助が必要な状態。ときどき車椅子。
普段は完全にパンツルック。
でも、元々がとってもオシャレさんなので、この日もオシャレさせてあげたくて。
ヘルパーさんに事前に相談して、問題ないということだったので、お気に入りの花柄ワンピースにしました。
みんな洋装のホテルウェディングだったので、ワンピースでも全然変じゃなかったです。
トイレ介助も特に問題はなく。
真珠のネックレスでちょっとオシャレをプラスして、履きなれたぺったんこ靴にもコサージュを追加して。
ちなみにワンピースは、私がホテルに事前持ち込みしました。(もちろん事前相談あり)
下着、スリップ、真珠のネックレス、ハンドバックなど、一式セットで。
というのも、楽な格好できて後で着替えた方がよかろう、というのと、ヘルパーさんに持ってきてもらうんじゃ荷物になる、という理由から。
行きは施設から普段着できて、ホテルで着替え、帰りは力尽きてそのまま帰宅。
後日、施設にワンピースを取りに伺いました。
(結局、来てきた服はヘルパーさんが持って帰ってくれたのでした)
勝負服?! カラースーツ (母の場合)
母は昔、私の結婚式で黒留袖を着たいと言っていたんです。
でもねー、脳梗塞のリハビリ中で、さすがの本人も「ムリムリ!」て。
そんなわけで、洋装にすることにしました。
これは、おばあちゃんよりはちょっと気を使うケース。
というのも、両家の両親て並ぶことがあるんですよ。最後の挨拶とかでね。
母親同士、片方は黒留袖で、片方は洋装、というのもアリなんだけれど、相手方のお義母さんが気にしないかどうかの確認は、事前に必要。
相手のお義母さんだって、一生にそう何度もない子供の結婚式に憧れをもってたりするかもしれないじゃない?
そこを「うちは事情があるんで、洋装でお願いします」と言っちゃわず、
自分とこは洋装にしたいけど、お義母さんは好きにしていいですよ、のスタンスで
相談する。
これ、その後もうまくいく秘訣かも。
母は自分で着替えができるので、洋服は事前に病院に持ち込みました。
当日は、参列するスーツで病院から来て、そのまま帰っていった感じ。
自慢のモーニング! (祖父の場合)
祖父の場合は自前のモーニングがあったので、本人もそれを切るつもり満々。
普段もズボンなので、そんなに違いはないはず、と思いつつ、ヘルパーさんにも事前相談。
トイレ失敗の不安があるだけに、貸衣装を借りる気にはなれなかったけど、
自前があるっていうなら、もうどうにでもなーれ、と、モーニングに決定。
ぶっちゃけ、家の中からモーニングを探しだすのが一番大変でしたさ。
こちらも、シャツ、タイ、カフス、チーフ、靴下、下着、などなど一式を、事前にホテルに搬入。
祖父は普段着で来てホテルで着替え、モーニングを来たまま施設に帰宅。
後日、施設まで引き取りに行きました。
まとめ
正直ね、おじいちゃん・おばあちゃんが何を着ているかなんて、周りはそんなに気にしてないです。披露宴でも親族席なんて一番後ろです。
ハレの日なので、写真も撮るし、普段とはちょっと違ったオシャレで。
でも、本人も介護する人も楽な格好で。
そのくらい。
参列してくれたおじいちゃん・おばあちゃんが笑顔なら、それでいいじゃない。
とはいうものの、
介護の必要度合いによっても人それぞれ。
いろいろ気になっちゃう人は、
ウェディングプランナーさんやヘルパーさんの意見も聞いてみてはどうでしょう?
案外、「気にしすぎですよ」って言われるかもよ?