結婚式に介助者として参列する なら

どうも、ねこるです。
このブログはたいへん弱小ですが、どうやら「結婚式 要介護」とか「ヘルパー 結婚式 参列」なんてキーワードで検索していらっしゃる方が結構いるようです。
もともと、結婚式に要介護の祖父母を招待した自分の経験をもとに、同じような状況の新郎新婦のお役に立てば、と思って始めた部分もあるので、うれしい限り。
しかしですね、どうも見ていると、「新郎新婦(要介護者を呼ぶ側)」ではなくて、「ヘルパーさんor家族(介助者として参列する側)」の検索到達率が高いような・・・?

そんなわけで、今日は我が家の結婚式にきてくださったヘルパーさんたちが、どのような服装・行動でいらしたかについて、まとめてみようと思います。


ヘルパーとして結婚式に参列する時、服装は?

最初に断っておかなくてはいけないのですが、ここでは「これが正解!」というものを書くつもりはありません。あくまでも具体例の紹介と、個人的提案です。あしからず。

まずは我が家の結婚式で、祖父母のヘルパーさんと母の付き添いの介護タクシーの方が着ていらした服装について紹介します。

一人目:黒いパンツスーツ 
二人目:黒いワンピース+黒いボレロ
三人目:グレー系パンツスーツ

みなさん共通して、地味目トーンでした。車椅子の操作などをされる方はパンツルックでしたね。

一見すると喪服のようにも見えてしまうため、全身黒い服というのは、ゲストとして結婚式に参列する際はNG視する方もいる服装です。これが本当に喪服(マットな黒でいかにもな形)だったら問題あると思うのですが、色が黒いからNGというのは、介助者として参列する時は必ずしも当てはまりません
他の参列者、親族より目立たないことは必要な視点です。
また、一見して介助者・ヘルパーとわかることで、カメラさんが写真を撮る際にも、家族写真に写り込まないようにヘルパーさんをフレームアウトしやすくなります。

「結婚式・参列・服装・黒」なんてキーワードでググってみるとよく出てくるのが、
「黒いドレスしかない時はアクセサリーで華やかさを」
という意見。これも、普通のゲストなら必要な気遣いかもしれませんが、介助者として参列する場合は気にしすぎる必要はないと思います。ただひとつ忘れないで欲しいのが、「笑顔!」
これさえあれば、黒い服でも暗い感じになりません。

もちろん黒服でなくても、おめでたい席ですから、なるべく笑顔でいて欲しいと思います。親族でなく、ゲストでもなく、ヘルパー(スタッフ)だからなるべく目立たないように・・・なんて気を遣うあまり、能面みたいな顔になったらそれこそNGです。要介護の方と参列すると大変なことも多いでしょうし、慣れない会場だと焦ることもあるでしょう。それでも、笑顔は大切です!!

結局のところ、小綺麗にしていても「ヘルパーさんがお洒落してきてる、なにあれ」みたいな嫌な人がいたら嫌な感じになりますし、目立たないように地味にしているのに「黒い服できてお葬式みたいじゃない」みたいな嫌なこという人がいたら嫌な感じになります。
それは、相手の問題です。だから、周りがどう思うかを意識しすぎないことも大事だと思うのです。

基本は、介助がしやすい動きやすい服・万が一の時にとっさに動ける靴・普段着ではなくフォーマルな場で浮かない程度の服・おめでたい席に相応しい笑顔! が大切なんじゃないかな。

番外・ご祝儀は必要なの?

新郎新婦の中には、披露宴にヘルパーさんの席を用意したり、食事を用意したり、引き出物を用意したりしてくれる方もいるかもしれません。
とはいえ、基本はお仕事として参列されるわけですから、ご祝儀は渡さず、引き出物(ご祝儀の返礼品)は受け取らず、計算通りの報酬のみ受け取る、というのがクリアだろうと思います。

我が家の場合は、諸々あって(この機に他の記事も参照してください)、万が一ご祝儀を持参されても受け取らないこと、食事と引き出物はお出しすることを決めていましたが、ヘルパーさんも介護タクシーさんももちろん「ご祝儀」は持参されませんでした。
個人的に付き合いがあって、などどうしても渡したい事情があれば別ですが、仕事で参列するのにご祝儀はやはり不要でしょう。

すごくニッチな話題ですが、誰かの役に立てたらこれ幸い。