葬儀までに決めなくてはいけない5つのこと

近しい人が亡くなると、心にぽっかり穴があいて何もできなくなる気持ち。
想像できる人もいるかと思います。

でもね、実際にはそれどころじゃないのよ。

葬儀までに決めなくてはいけないことが、本当にたくさんあるのです。

病院に救急搬送されて息を引き取った祖父のケースを振り返ってみます。


1. 葬儀社を決める

ねこる家では、病院から祖父の遺体を運びださなくてはいけなかったので、
亡くなって即、葬儀社に連絡しなくてはなりませんでした。
実際は、ご遺体搬送と葬儀は別会社にしてもいいらしいけど、
とても別会社を検討する余裕が(時間的にも、気持ち的にも)なくて。

結局、よくわからないまま、最初に連絡した葬儀社にお願いしました。
葬儀社が決まると、祭壇とか会葬礼状とか、細かいものを決めるフェーズにはいります。

(詳しくは別記事の「葬儀会社を決めるということ」をみてくださいな。)

2. 葬儀のスタイルを決める(誰を呼ぶか決める)

家族葬、て言葉がありますが、それ一つとってもいろいろです。
本当に家族(一緒に住んでいた、レベル)だけなのか、親族なのか、
親族と言いつつ、近しい友人は呼ぶのか?

お世話になった介護施設は? ご近所は?

この範疇も、短期間で決めなくてはいけません。
なんせ葬儀の連絡を回さないといけないし。
スタンスを決めてから連絡しないと、聞かされた方もちょっと困るみたい。

3. 菩提寺に連絡する

菩提寺があれば、菩提寺に連絡する必要があります。
お経をあげてもらわないといけないので。

ここで、実は「お坊さんのスケジュール」が葬儀の日程を左右したりします。

菩提寺がない人は、葬儀社のおまかせでもいいと思う。
最近はAmazonでもお坊さんが手配できるらしいし・・・。(時代だねぇ)

4. 日程を決める

葬儀の日程って、亡くなってからそんなにあけるものでもないけれど、
そんなに自由にも決められないんです。
縛りになるのが、
 1. お坊さんのスケジュール(菩提寺があれば菩提寺に確認)
 2. 火葬場のスケジュール(葬儀社で確認できることが多い)

自分の仕事の都合も・・・とか言い出すと日程が決まらないので、
ちゃんと忌引きを取りましょう。
亡くなってから葬儀までの日数分は、ドライアイスや安置室代などの費用もかかります。

ちなみに、
入院先の病院で亡くなった、ずっといた施設で看取った、といったケースを除いては、
不審死として警察マターになることもあります。
そうすると、警察での検視が終わってからその後の流れに移行するかたちに。

5. 戒名を決める

戒名自体はつけていただくものですが、これがまたややこしい。
「**院」といった院号をつけるかどうか、とか、
「**信士」か「**居士」か、
といった細かいことを尋ねられたりします。
でもって、それぞれで費用が変わるのね。

先祖代々の例とか、予算とか、いろいろ考え出すと悩むけど、
これも悩む時間はあまりないのです。
生前に相談しておくといいかもね。

Amazon に戒名手配チケットも売られているけど、
戒名授与希望日の2週間前までにご依頼ください。(引用元:Amazon お坊さん便 戒名・法名の授与 
だそうです。
亡くなってから葬儀まで(葬儀時点で戒名が必要)2週間待てるケースは、あまりないんじゃないかしらん?

我が家では戒名が一番の難関でした・・・例外的かもしれないけど。
ねこる家の実例は、書く気になったらそのうち書きます。

葬儀までは思った以上に慌ただしい!

我が家では、諸々の事情で葬儀まで一週間程度の時間があったのです。
それでも、実感としてはめちゃくちゃ慌ただしかった。
(忌引きは3日だったので、合間に普通に仕事もしてたしね)

近しい人が亡くなった時のこと、なんて縁起でもないっ! て思いがちですが、
気持ちよく見送るためにも、事前の知識って大事だったなーと、今は思います。

まだまだこれからの人は、少しかるーい気持ちでいいので、
知識だけでもつまみ食いしておくと役立つかもしれませんよ。