ほっこり祖母語り

ご無沙汰しています、ねこるです。
この夏もいろいろありました。

豪雨、台風、地震と世の中も大変な夏です。被災された皆様には心よりお悔やみ申し上げるとともに、1日も早い復興を祈念いたします。

我が家は、おかげさまで、自然災害は総じて大きな影響なく過ごすことができました。
とはいえ、
突然、母が出先で警察に保護されたり(立て続けに複数回)
家に行ってみると無施錠だったり(これも複数回)
一人暮らしの限界を感じて施設に一時保護していただくも、夜間に行方不明になり、探したら自宅に戻っていたり。
救急搬送されたり、入院したり。

いろいろなことの起こる夏でした。
(夏というより、お盆の一週間に起きたという方が正しい)

そんなこんなでバッタバタですっかり忘れていたのですが、夏の始めは祖母のガン疑惑でこれまたバタバタしたのでした。

おばあちゃん、ガン疑惑!

ある日、ねこるの元に施設(特別養護老人ホーム)の健康診断結果が届きました。
詳細項目のところに『所見あり』の文字。
肺に影がある。ガンの可能性もある、というもの。

その場で施設に電話して、主治医の先生と電話相談する時間を調整してもらいました。
指定された日時に再度電話し、主治医の意見を聞くことに。結果、

  1. 来年の健康診断まで待って、影が大きくなるかみる(消極的な対応、手遅れになることも)
  2. 少し間を開けてもう一回MRIを撮る(影が出るだけなら結論変わらず)
  3. 病院にいってCTを撮る(詳細検査なのでガンか否かわかる)

という選択肢を提示されたので、迷わず「3」を選択することにしました。
そんなわけで、片道3時間ほどかけて祖母の施設へ。付き添いで病院に行ってきたのでした。
施設(特別養護老人ホーム)が往復の車を出してくださり、車椅子ごと移動できたこともあり、私は本当について行っただけ。
そして結果は...「過去に肺炎が治った痕」とのことで異常なし!
本当にホッとしました。

相変わらずの和ませ系エピソード

ホッとしたところで、今日の本題(?!)
この日、検査でお昼の時間に遅れてしまったので、みなさんがだいたい食べ終わった食堂で祖母はゆっくりお昼ご飯。食欲はしっかりあるし、元からちょっと食いしん坊なので、ゆっくりながらもほぼ完食でございました。
私は自分の空腹をとりあえず我慢して、祖母が食べ終わるまで横でおしゃべりに付き合いつつ、施設の中の様子やスタッフさんの働く姿をなんとなく眺めていました。
そんな中で目に付いたのが、「書道」の作品。

祖母がいるのは認知症の方々があるまる棟なので、達筆な方も字がほとんど書けなくなってしまった方もいらっしゃいます。
比較的字がかける方を中心に、レクで作成したと思しき書道作品たちが壁に飾られていました。
曰く、
「コスモス」
「秋晴れ」
「小春日和」
といった秋の文字がいろいろと。
「かたつむり」
「紫陽花」
といった梅雨の(最近の)作品もちらほら。

そんな素敵な季節感溢れる作品の中に、うちのおばあちゃんのはないんかい?
と思って探したところ、ありました。ひときわ異彩を放つ作品が。

『くりごはん』

わー、季節感たっぷりだわー。
他のは被っている作品もあるのに、これだけは他にない。
食いしん坊っぷりが出ていて、ちょっとほっこりする。
検査結果も良かったし、食欲も(こんなところでまで発揮するほど)あるし、まだまだ元気だなぁ〜。と和んだ夏休みでした。

壮絶だった方の夏休みは、余力ができたら書きたいなと思います。。。
それでは、また。