いまどきの若者が親を送る時のこと

どうも、三十路前半のねこるです。
(三十路女とアラサー女子では、響きがずいぶんちがうよね。)

このブログをはじめて、祖父を見送った時のことや、手続き真っ只中の相続、まだ先が見えない介護なんかについて、自分でも少し積極的な情報収集をはじめました。

この手の話は、判断を迫られてからの時間的・精神的余裕がないことが多くてさ。
とっさにググろうにも、検索ワードの見当がつかなかったりするのよね。
そんなわけで、まさしく情報戦の世界でございます。

で、今日はそんな中で「思ったこと」を書こうかと。



遠くの親戚、近くの他人?

みなさんは、親しい親戚ってどのくらいいますかね?
私は母、祖母、祖父と同居してました。母の姉妹が一人いて、そちらにも家族がいる。
そのっくらい。
祖父母の兄弟やその子供たち、孫たちももちろんいるんだけれど、遠方だし年賀状のやりとりくらいしかなかったのよね。

旦那の家族もそう。親族はめちゃくちゃ多いんだけど、みんな遠方なんだな。

親世代が都会に出てきて就職していたりすると、子供世代は親戚が遠方なんてことざらにあるよね。

自分@東京、親@名古屋、親戚@熊本

なんてケースも、結構あるんじゃないかと思うの。
みなさん、自分とこはどうですか?
最近の地方移住ブームにのっかると、

自分@高知、親@千葉、親戚@大阪

なんてのもありうるかもしれない。
(都道府県は適当です。地方移住ブーム=高知(「まだ東京で消耗してるの?」)かなって。安直)

何が言いたいかって言うとね、
親に何かあった時、自分にどれくらい余裕があるだろう?
て話。

例えば、葬儀。いざ亡くなってから葬儀までって、決めることが実はいろいろある。
ぶっちゃけ、葬儀から四十九日までにもいろいろある。
あと、役所関係の手続き。「窓口にこい」と言われるものが結構ある。
でも、忌引きはだいたい5日(実の親の場合)
休みをとって、実家を管轄する役所の窓口行って、手続きして帰ってきたら、
別の担当課から「窓口にこい」連絡がきたりする(<- 実話)

そんな時、遠方だとけっこうしんどい。
頼れる親族がいたり、華麗な連携プレーができる兄弟がいたらすごく助かるだろうけど、
一人で、普通に仕事していて、親が亡くなった時の手続きを全部済ますのって、
思った以上にハードワークなのよ。メンタル的にも。

親族を亡くして精神的な余裕のない施主・喪主の方が葬儀社と一人で対応すると、正常な判断ができませんし、充分な交渉ができないかもしれません。信頼できる世話役を立てたり、親族数人で交渉するのが良いでしょう。(引用元:「いい葬儀|葬儀社との打ち合わせの仕方」)

何て言われても、無理な人が増えているんじゃないのかな。
あと10年20年して、今若い世代が親を送る段になったら、結構大変なんじゃないかな。
たとえ年賀状のやり取り程度の親族が数人集まっても、一枚岩にならなくて却って困るなんてこともありそうで。

とはいえ、誰も避けて通れないのが、親の葬儀。
いつかは必ず来るものです。
でもいつ来るかわからない。
そのために近くに住まなくちゃ! てのは、違う違う。絶対違う。

いつくるとも知れない「その時」を恐れても仕方ないんだよ。ただね、その時がきたらどうするかな、てのを、時たまちょこっと考えておくだけで、ずいぶん余裕が違うんじゃないかな。
でもって、少しでも情報をもっておくと、いざって時に役に立つんじゃないかな。

覚えておく必要はないんだけれど、情報に触れておくだけで違うかもよ。
ねぇ、同世代諸君?


と、思ったという話。
(あれ。なんだ、いつもの記事と変わらないじゃないか)

お坊さんをAmazonで手配できるくらいだし、10年もしたら葬儀自体が全く姿を変えているかもしれないけどね。
VR葬儀とか!