日本で唯一!ペットと暮らせる特養があるらしい!

今日は一大ニュースです!!
なんと、ペット連れで入居できる特養があるらしい! 
これは猫飼いのねこるには大変な朗報!! 
しかも、比較的高額な有料老人ホームではなく、特養というところがすごい。

そんな 素敵なコンセプトの特養が、こちら。
特別養護老人ホーム さくらの里山科』(横須賀市)

こちら、「ペットと一緒に入居できる」だけではないんです。

  • 入居者が亡くなったあとも、ペットを飼育し続けている
  • 保健所などから保護猫・保護犬を引き取り、飼育している
  • 犬や猫が苦手な人は、犬や猫がいない居住エリアに入居できる
  • 愛犬・愛猫と一緒に入居しても、別料金はかからない(実費のみ要負担)

すごいです。
頭が下がります。これはすごい、と思った人。だから何? と思った人。ぜひ最後まで読んでください。


私の身の回りにも、高齢で猫や犬を飼育していらっしゃる方がいます。
以前お話しした方は、「自分の歳を考えると、間違いなくペットより先に自分が逝くことになるけれど、それでも独居の 心を支える存在としてどうしても猫を飼いたい」とおっしゃっていました。
実際に、完全な独り身よりも「世話をする相手」がいる方が、生活にリズムやハリが出て元気に長生きできるのではないかと思うことがあります。

うちの祖父の場合、認知症の祖母が同居していた時は甲斐甲斐しく食事の準備や買出し、薬の管理などをしていたのに、祖母が施設に入って独居になった途端に、自分だけのために食事の準備をするのが面倒になり、薬の管理も面倒になり、急激に体調を崩したという経緯がありました。
祖母はもちろんペットじゃないですが(苦笑)
世話をする相手がいるというのは、大事なんだなと思った出来事でした。

一方で、飼育者が高齢になると、いつまでも元気に世話をし続けられる保証はありません。病気で入院を余儀なくされるかもしれないし、独居が難しくなるかもしれない。
そんな時、長いこと連れ添って心の支えだったペットの多くは、里親を探すか保健所でさっ処分を待つかしかなくなります。新しい飼い主が決まれば多少は救われますが、それでも飼育者本人にとって心の支えと離れる悲しみがなくなるわけではありません。
ましてや、タイムリミットまでに里親が見つからず、保健所に送ることになったら・・・その悲しみを想像するのも怖いくらいです。

犬・猫の殺処分を減らそうという取り組みはあまたありますが、高齢の犬や高齢の猫はなかなか里親が見つかりづらいのも事実。高齢の犬・猫が元の飼い主と一緒に暮らして天寿を全うできたら、その方がずっといいですよね。


私は「くるねこ大和」さんの猫ブログに日参しているんですが、ここでも時折、こうした入院や高齢者の飼育困難による里親募集が出ることがあります。
それを見るたびに、歳をとったらペットと暮らすことなんて諦めないといかんのかなぁ。と思っていたものでした。
そう、「諦めないといかんのかなぁ」と、すでに諦めモードでいたんです。

今回「さくらの里山科」を見つけて、こういう取り組みがもっと増えたらいいと思いました。高齢でも、ペットと当たり前に暮らせる未来。素敵だと思いませんか?


私が「さくらの里山科」を見つけたのは、クラウドファンディングのREADYFOR? でのことでした。
今、「さくらの里山科」では、特養でくらす犬猫さんたちの医療費としてクラウドファンディングで資金を集めています。(期限は2016.10.6)
すでに目標額は達成していますが、このまま行けばセカンドゴールにも達しそうない勢い。
金銭で支援できなくても、この取り組みをFacebookなどでシェアして拡散することは誰にでもできます。募金額という目標ではなく、「高齢者でも当たり前にペットと暮らせる未来の実現」に向けて、さくらの里の取り組みを少しでも多くの人に知ってもらえたらいいな、と思います。

そんなわけで、この話題が少しでも琴線に触れた人は、ぜひシェアを!

(と、こんな弱小ブログで言っても・・・だけどね)