【続報・実例】親が認知症(など)で高額商品を買い込んでしまった時の返品行脚物語

年が変わりました。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。ねこるです。

母は相変わらず、安定と不安定の間を行きつ戻りつしています。
さて、去年の夏にねこるが顔面蒼白になった『高額腕時計買い漁り事件』の続報です。

前々回の記事『【実例】親が認知症(など)で高額商品を買い込んでしまった時の返品行脚物語』で、事例3として紹介した大型量販店2での返品が、ようやく無事に終了しました!! やったー!!!!

経緯を簡単に時系列でまとめてみます。

返金にいたるまでの経緯

2017年
 5月 母、国内ブランドの高額腕時計2本を購入
 6月 母、同一店舗で国内ブランドの高額腕時計2本を再度購入
    母、別のデパートで国内ブランドの高額腕時計1本を購入
    母、別の量販店で海外ブランドの高額腕時計1本を購入
    --> 母入院
    ねこる、母入院日に海外ブランド時計とデパートで購入した時計を返品
    (返品の経緯は『こちら』)
    ねこる、母が合計4本の腕時計を購入した店舗に返品しにいくも、返品不可
    --> このお店ででた条件は、購入者(=母)が一緒に来店すること。
      3ヶ月は待ってもらう約束で、担当者の名刺をもらって帰る。
12月 ようやく母の体調が落ち着き、遠出が可能に
    店舗に電話し、担当者名と経緯を伝え、まだ返品可能か問い合わせる
    来店の予定を伝え、母と共に返品に向かい、手続完了
2018年
 1月 クレジットカード会社からの明細で返金完了を確認

という具合です。
当初、3ヶ月くらいなら待ってくれると言われていたのに、結局半年も経ってしまい、こちらとしてはヒヤヒヤしていたのですが、幸いにも担当者の方が話を覚えていてくれて、丁寧に引き継ぎもしてくださっていたため、非常にスムーズに返品まで行き着くことができました。

その後の対応

ある日突然の高額な買い物だったため、今回はめちゃくちゃ焦りました。
時計だけで、1ヶ月に100万くらい使っていたのです。
こういう事態に陥った時に、成年後見人制度を用いることで返品や返金をやりやすくするという手段があります。ただ、この制度、まだねこるは踏み出せていませんで・・・
行政や銀行の手続きなどがやりやすくなることは間違いないのですが、高額な買い物を防ぐ、ではなく、その後のリカバリーを法的にやりやすくする、というものなので、今回は導入を見送りました。
もっと根本的なところから変えていこう、というわけで、母の同意のもとで母のクレジットカードを封印することにしました。
自動引き落としのものはそのままで、店頭でカードを使うことだけ封印です。
カードそのものをケースにいれて、封をして(私が勝手に使っているような誤解を防ぐ)、預かることに。
ATMもいくらでも使えてしまうと意味がないので、メインで使っていた銀行から「じぶん銀行」に切り替えました。

「じぶん銀行」の現金引き寄せ機能で、今まで使っていたメイン銀行から定額を毎月「じぶん銀行」に移し、そこからATMで引き出して使ってもらいます。
私はログインIDを把握していて、オンラインで母の口座残金やATM使用状況を見ることができます。(ワンタイムパスワードはわからないから、私が使うことはできません)
いまのところ、これで大きな問題なく運用できているので、このまま落ち着いてくれたらいいなぁと願っているところです。